19日の時事通信の報道では、政府は「生前退位」について、
「一代限りの特別立法」で実現する法案を、来年5月国会で
通すつもりだという。
そのために9月末、有識者会議を開くつもりのようだ。
それは天皇陛下のご意思を、踏みにじる
ものである!
あれほどまでの覚悟で国民に訴えた陛下の最後の頼みまで、
安倍政権は無視するのか?
天皇さまが、どんな気持ちになるか、哀れでならない。
「一代限りの特別立法」は、憲法第1章第2条に完全に
違反している。
天皇の「譲位」という国家の根本に関わる大問題を、
こんなに適当に、簡単に、安易に「特別立法」で済ませて
いいはずがない。
国民が権力を縛るものという「立憲主義」を、
安倍政権は常に無視している。
権力がまったく恣意的に、憲法解釈を変更してしまうから、
もはや憲法の意義も消え失せ、皇室典範も形骸化してしまう。
こんな政権が新憲法を作って、大丈夫なのだろうか?
やはり安倍政権での憲法改正は危険である。
「立憲主義」を徹底させることから始めないと、憲法の意味も
権威も崩壊してしまう。
野党はこの「特別立法」案を阻止すべきだ!
現憲法だけではなく、将来の新憲法も含めて、「立憲主義」を
守るために、野党は安倍政権の横暴を、断固阻止しなければ
ならない!
現憲法に対して、わしは否定的だが、「立憲主義」の擁護に
関しては、わしは一貫している。
権力を妄信してはいけないのだ!